首にはリンパがありますが、その首のリンパが腫れたり、痛みを感じたりしたことはありませんか?
それは、風邪を引いて熱が出た時に起こりやすいですよね。
首のリンパが腫れて、痛みが出ると、しゃべることも、食事を摂ることもままならなくなり、とてもツライです。
根本的は風邪の大元から治して行かなくてはなりません。
熱が出たからと解熱剤に頼っていると、熱は下がっても、風邪は長引くことがあるのです。
また、風邪から重大な病気まで引き起こす可能性もあります。
首のリンパが腫れて、痛みが出て、熱も出るのはどうしてなのか。
その原因と対処法を調べました。
➀首のリンパが腫れる原因
首のリンパとは、体中に張り巡らされたリンパ液が通る細い血管のことです。
首のリンパは細菌をやっつけて、身体を病気から守ってくれる役割があります。
他にも、老廃物を排除する役割も持っています。
ですから、首のリンパの流れが悪いと、老廃物が溜まり、それによって、身体の機能や免疫力が低下してしまう訳です。
首のリンパが腫れて痛みがある時は、ちょうど、細菌と戦っている最中と言えます。
その細菌も様々ですが、首のリンパが腫れて痛みが出るという症状が出た場合は、風邪、喉の炎症、虫歯、口内炎といった病気が隠されています。
最も怖いのが、首のリンパが腫れる悪性リンパ腫という血液の癌に侵されている場合です。
ちょっと、首のリンパが腫れているな、痛みがあるな、それに伴って熱もあるな、と思ったら、すぐに病院にかかりましょう。
➁首のリンパが腫れた時の対処法
風邪で首のリンパが腫れた場合
首のリンパの腫れで一番多いのが、熱が出る風邪です。
熱が出ている訳ですから、解熱剤で熱を下げようとしますよね。
ですが、熱が下がっても、風邪が長引くことってあるんです。
これは、首のリンパの働きが低下している証拠です。
首のリンパの腫れを抑えるには、原因である風邪を第一に治す方向に持って行かなくてはなりません。
それには、十分な睡眠、バランスのとれた食事、水分を多めに取るなどの対策が必要です。
口のトラブルで首のリンパが腫れた場合
虫歯を放っておくと、いいことありません。
菌が歯茎から首のリンパに行き、腫れて痛みが出てしまうこともあるのです。
首のリンパが腫れるのは、虫歯が進行しているサインの場合があります。
歯医者へ行って、適切な治療が必要ですね。
➂首のリンパが痛い原因
ウィルスや細菌による痛み
風邪を引いて熱が出た時は、喉からくる風邪、いわゆる扁桃炎という場合と、虫歯がウィルスに感染した場合があり、どちらも首のリンパは腫れて痛みます。
でもそれは、急性リンパ切節炎といった、一時的なもののケースが多いです。
肩こりによる痛み
肩が凝っていることでも、リンパ節が腫れて痛みが出る場合があります。
リンパ節にはリンパ液が流れていますが、このリンパ液の流れの力となっているのが「筋肉」なんです。
ですから、肩が凝ると、首にかけての運動量が低下している証拠。
そのせいで、リンパ液の流れが悪くなって、一か所に留まってしまい、首が腫れて痛みが出るのです。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。