首は頭を支える重要な部分であり、頭と体をつなぐ大事な部分です。
ちょっとした首の違和感には、あまりに鈍感でいることが多く、首にしこりが出来てしまっている。
首に痛みを感じる。
そうなった時点では遅い場合もあります。
首にしこりがあって痛みがあるとは・・・何だか大きな病気の始まりのような気がしませんか?
また、慢性的な肩こりで見落としてしまっている病気もあるかもしれません。
肩こりを放っておくと、後で痛い目に合うことがあります。
それプラス頭痛などがあった場合は、もう危険信号を出しているも同然。
肩こりや頭痛は同じことが原因で起こっている場合もあります。
身体のSOSを見逃さないように!
➀首の痛みの原因-しこりについて-
首の後ろにはリンパ節があります。
そのリンパ節に異常があると、首の痛みが出ることがあります。
体内に侵入した細菌とウィルスとリンパ球が戦っている時に起こる、これは正当な反応です。
しこりが出来たように感じ、触ると痛みがあり、発熱したら、その影に病気が隠れているかも知れません。
しこり、という言葉でピン!と来ているかもしれませんが、リンパの癌である悪性リンパ腫の可能性も否定できません。
首の後ろのしこりとは、実に自覚症状が出にくく、転移もしやすいので、しこりに気付かずに、しこりが段々大きくなる前に、お医者さんへ相談に行かれることをお勧めします。
➁首の痛みの原因-肩こりについて-
肩こりだと侮っていたら大変。
実は後頭神経痛という病気の可能性があります。
後頭神経痛とは、日ごろのストレスや疲労、生活週間の乱れから起こるものです。
ここで言う後頭神経とは、首の付け根から後頭部、あるいは首の中心部に繋がっている神経のことです。
後頭神経痛とは、周囲の筋肉が何かストレスを与えられたことによって痛みとして出てくるものです。
それが、肩こりであったり、頭痛であったりするワケです。
そこまで大袈裟にならなくても、首に問題がある場合の肩こりは多いです。
首の動きに制限がかかっていることが原因の場合があるからです。
それは、頭の位置を動かす際に使われる筋肉が固くなっているケースです。
➂首の痛みの原因-頭痛について-
一口に頭痛と言っても、痛み方は色々あり、頭痛と共に首の痛みを伴うことも多いですよね。
それは、緊張型頭痛という病気の一種かもしれません。
緊張型頭痛とは、首から頭部にかけての血流が停滞して、首から頭にかけての筋肉がこわばることが原因です。
緊張型頭痛と偏頭痛の違いは、偏頭痛はこめかみ付近でズキズキする痛み。
緊張型頭痛は、後頭部から首の後ろの肩のあたりまで重く苦しくずっしりした痛みです。
緊張型頭痛は、デスクワークやパソコンの操作などで、長時間、無理な姿勢のままでいることによって起きます。
ですから、仕事の合間にマッサージやストレッチを行ったり、首や後頭部を温めるのも頭痛解消になりますよ。
こうして、首のしこり、痛み、肩こり、頭痛と見てきましたが、どれも、体の中では繋がっている、一つの原因でこれだけの不調が出てしまうことが分かりました。
これらは、病気と呼ばれるにはあまりにも症状軽視なため、首にしこりがあったり、肩こり、頭痛があっても、主張できないのが問題だと思います。
ですが、日常的にしこりが出来ているなどという考え方はしませんし、しこりといっても何か出来てるな程度だったりします。
肩こりもすぐに病気と繋げて考えられません。
ですが、確実に、首のしこり、痛み、肩こり、頭痛は病気を知らせるサインとなっています。
再三書くようですが、常識の範囲を超えた症状が出たら、すぐにお医者さんに罹って下さいね。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。