赤ちゃんに起こる些細なことでも、親は心配してしまいます。
赤ちゃんの髪の毛にふけが出た場合も、「え!?毎日シャンプーして清潔にしているのに何で?」
「何かの病気のサイン?」とふけに対して過剰に赤ちゃんを心配してしまいます。
しかも、ふけが取れないでいると、益々悪い方向へと気持ちが行ってしまいます。
その取れないふけが、乾燥によるものだと分かっても、その原因や対処法を知るまでは、ネガティブになってしまうことも。
あんな小さな赤ちゃんだから乾燥から守ってあげなくてはなりません。
ここでは、赤ちゃんの乾燥による取れないふけの原因から対処法をご紹介しています。
➀赤ちゃんの乾燥からふけの原因
赤ちゃんに出る取れないふけの原因として、まず生後3ヵ月を過ぎると皮膚の分泌が落ち着いて乳幼児脂漏性湿疹は見られなくなります。
乳幼児脂漏性湿疹とは、赤ちゃんがかかりやすく肌が赤くなって、ジュクジュクに膿んでしまう症状のことを言います。
乳幼児脂漏性湿疹からは脱したとは言っても、それまでの皮脂量が急激に減ってしまう時期なので、今度は極端に乾燥しやすい状態へと変わってふけが出てしまうのです。
皮脂量は大人の半分以下まで下がり、特に生後3ヵ月を迎えるのが秋冬の乾燥の季節だと、尚更頭皮の水分が奪われて取れないふけが出てしまいます。
だからといって秋冬を避けて赤ちゃんを生むことなんて出来ませんよね。
夏だって、頭皮に大量の汗をかいたり、冷房のしすぎだったりで、水分を奪われて乾燥することからはふけが出るのですから。
頭皮が乾燥してきたら、乳幼児脂漏性湿疹とは逆に洗いすぎに注意しなければなりません。
ゴシゴシ強く洗うと取れないふけが出たり、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
➁赤ちゃんの乾燥時のふけ対処法
〇シャンプー、洗い方の見直し
出来るだけ保湿性の高いシャンプーを選びましょう。
洗う時は取れないふけが出ないようゴシゴシ強く洗わず、指の腹で優しく円を描くように撫でながらしてあげましょう。
〇シャンプーの回数
赤ちゃんの頭皮の様子や汗のかき具合に合わせて、シャンプーをつけて頭を洗う回数を減らしてみます。
頭を流すことはしても、何も毎日シャンプーする必要はありません。
〇ぬるま湯
お風呂で使うお湯の温度は38℃以下に設定しましょう。
熱いお湯は必要な皮脂まで奪ってしまい、それが取れないふけの発生につながります。
〇お風呂上り10分以内が勝負
入浴後10分以内にベビークリームやローションを塗って、取れないふけの原因である乾燥から守ってあげましょう。
➂赤ちゃんの乾燥にはベビーローション
そんな困らせる赤ちゃんの頭皮乾燥からふけ発生にはベビーローションが最適なんです。
赤ちゃんの頭皮に直接つけるのですから、出来るだけベタベタしない方がいいですよね。
ですがベビーローションは水分と油分のバランスが良いのでお勧めです。
ベビーローションは赤ちゃんにとっては何でも適用してくれる魔法のお薬のようなものです。
その他、赤ちゃんの頭皮乾燥及びふけが出ている時の注意点を挙げていきます。
赤ちゃんの頭皮が乾燥している時は、通常ならばホームケアで対策をすれば3~4週間で良くなっていきます。
ですが、あまりにも長引いたり、ふけが取れない場合が繰り返される場合は皮膚科へかかりましょう。
気を付けたいのは、ステロイド入りの薬は医師が処方しない限り、自己判断で使用するのは控えた方がいいでしょう。