産婦人科であらかじめ三陰交のツボ押しについて教えてもらった妊婦さんもいらっしゃるかと思います。
三陰交のツボは妊婦さんが避けて通れない陣痛を促すツボになっています。
その効果は結構あるようで、予定日になっても陣痛が起こらない場合などによく使われるようです。
妊婦さんでなければなかなか三陰交というツボは知らないと思いますが、陣痛促進の他にも女性のホルモンバランスに関わることで、効果があると言われています。
ただ、ツボは押し方を間違えると、逆に体調が悪くなってしまう場合もありますので、押し方には気をつけなければなりません。
ここでは三陰交のツボの正しい押し方をご紹介しています。
➀陣痛はツボの押し方で促進できる?
陣痛は自然分娩をする時に必ず経験するもの。
ママと赤ちゃんの体の状態によって、陣痛の間隔、時間は違いますよね。
それなら、自分で陣痛をコントロールできたらいいと思いませんか?
今では、ツボ押し、アロママッサージ、入浴などを行う病院も増えてきています。
その中でも三陰交のツボ押しはストレスやホルモンバランスの改善に効果があります。
この三陰交のツボ押しの効果は子宮の環境を整えて、呼吸を安定させることで、血液の流れを良くして、赤ちゃんに栄養や酸素が十分に行き渡らせることが出来ます。
出産の痛さはハンパないです。
生との闘いです。
陣痛から闘いは始まっています。
その時の子宮はどうなっているのか?
妊娠37週目以前は、赤ちゃんが間違って生まれないように、ホルモンの作用で子宮収縮は抑えられています。
ですが、37週目以降は、ホルモンの作用が弱まって、反対に子宮収縮を促すホルモンが分泌されて陣痛を起こす仕組みになっています。
ここで、三陰交のツボ押しが功を奏するのですね。
➁正しいツボの押し方
予定日になっても陣痛が来ない。
陣痛らしき痛みがあったのに急に治まってしまった。
こんな妊婦さんの不安な時に、陣痛促進のツボ押しがお勧めです。
病院によってはツボ押しを教えてくれている所もありますので、知っていれば割と冷静に行えます。
ツボを押すことで排泄機能、子宮、卵巣に働きかけて、ホルモンのバランスをコントロールすることが出来るなんて、すごくないですか?
ツボの押し方で気を付けなければならないのが、初めは強くツボを押し過ぎないようにしましょう。
力加減を変えながら、ゆっくり、じんわーり、押していきます。
自分が心地いいと感じる強さがベスト。
痛みがあるようなら様子を見てみましょう。
➂陣痛を促進するツボ「三陰交」
冷えのツボと呼ばれる三陰交。
下痢、生理痛、頭痛、倦怠感、更年期障害、食欲不振などの改善に効果があると言われています。
妊娠中は逆子矯正を目的として使われる場合もあります。
もちろん妊婦さんに冷えは禁物です。
三陰交のツボ押しをすると・・・
温かくなる ⇒ 血流が良くなる ⇒ 十分な酸素が運ばれる
〇三陰交の場所
内くるぶしの頂点から指幅4本分を上がったところ。
骨と筋肉の境目です。
〇注意点
三陰交は刺激の強い場所なので、優しく押すのが正解。
気持ちがいいと感じるくらいの強さです。
痛いくらいですと逆に効き目がないそうです。
息を吐きながらゆっくりツボを押した時痛みを感じたら、それは足以外に腹部も冷えている証拠です。
〇時期
妊娠37週目以降に押すこと。