カロテンと聞いてもあまり分からない栄養素だと思います。
それではβカロテンではどうでしょうか?
一回はβカロテンと聞いたことあるのではないでしょうか?
ここからはβカロテンと呼んでいきます。
βカロテンという栄養素は、とても優れた栄養素であって、ある条件でビタミンAという栄養素となるんです。
積極的にβカロテン(=ビタミンA)を摂っていくと、実に様々な効果が見られます。
体の隅々まで効果を表す、利口な栄養素なんです。
βカロテンが含まれている野菜や果物もあります。
野菜や果物なら、無理なく摂り続けることが出来ますよね。
βカロテンが含まれている野菜や果物もお教えしますね。
➀βカロテンの栄養素
βカロテンは600種類以上もあるカロテノイドの中でも、代表的な栄養素です。
βカロテンが吸収される時に、小腸壁までビタミンAの栄養素に変換されるという、とても特徴的な栄養素です。
体内に取り込まれる栄養素のビタミンAの必要量に応じて、βカロテンはビタミンAに変換されて、残りはβカロテンのまま体内に蓄積されます。
ですから、βカロテンを摂り過ぎるということは防げるわけです。
そして、もう一つの特徴と言えば、βカロテンとビタミンA両方の栄養素としての、働きが行えることです。
➁βカロテンの効果
βカロテンは強い抗酸化作用を持っていて、身体の中に出現する活性酸素を排除する働きがあります。
活性酸素が出現する原因は、
・たばこ
・アルコール
・強いストレス
・紫外線
と言われています。
これによって、活性酸素は老化を早めて、生活習慣病を引き起こす要因となっているのです。
それをβカロテンの強い抗酸化作用で、防げるわけですから、βカロテンは身体には必要な栄養素です。
では、具体的にβカロテンの効果を見ていきましょう。
・夜盲症の予防、改善に効果的
・黄斑変性症の予防に効果的
・目の健康を維持することに効果的
・風邪を引きにくくすることに効果的
・美肌にする効果あり
・癌を予防する効果あり
・子供の成長を助けることに効果的
このようにβカロテンには、様々な効果が期待できるのです。
➂βカロテンを含んだ野菜、果物
それでは、今の生活にどうやってβカロテンを摂り入れていけばいいのか?
手っ取り早いのが、βカロテンを含んだ野菜や果物を食べることです。
野菜が苦手でも、果物なら食べられる人もいるかと思います。
100g中何μg摂取できるかについて、ご紹介します。
野菜1 ⇒ ニンジン 9000μg
野菜2 ⇒ かぼちゃ 4000μg
野菜3 ⇒ モロヘイヤ 10000μg
野菜4 ⇒ ほうれん草 5500μg
調理方法やその人の体質によって、消化吸収率の効率は異なりますが、加熱料理して摂取できる野菜は、吸収効率が良いと言われています。
ですから、上に挙げた野菜は、積極的に摂り入れたい野菜でもあります。
果物1 ⇒ メロン 3600μg
果物2 ⇒ みかん 1100μg
果物3 ⇒ スイカ 830μg
みかんなら冬場、スイカなら夏場に摂り入れやすい果物ですよね。
果物でこれだけのβカロテンが摂取できるなら、体の健康や美肌に嬉しい効果が期待出来ますね。