赤ちゃんが生まれたらまず最初にするのが母乳を飲ませることです。
特に、初乳は赤ちゃんの免疫力を上げるために大切な栄養素です。
ただ、事情があって母乳を与えることが出来ないママもいたりします。
完全母乳が理想であっても、ミルクで育てざるを得ないママもいますよね。
そんなママが気になる完全母乳とミルクとの違いは何なのでしょうか?
母乳とミルクでは赤ちゃんが飲む量にも違いが出てきますので、ここでは、完全母乳とミルクとの違いについて調べてみました。
今はミルクの質も向上していて、母乳と大差ないと言われています。
完全母乳でもミルクでも、赤ちゃんが飲んでくれているその時間は、ママと赤ちゃんの絆を深める時間であります。
➀完全母乳のメリット、デメリット
乳がんになりにくい。
マタニティ―ブルーになりにくい。
ダイエットしやすい。
そして何より赤ちゃんとの距離が一番近いこと。
赤ちゃんに必要とされていることを、ひしひしと感じられること。
これらがメリットとして挙げられます。
ただ、完全母乳はダイオキシンやPCB、環境ホルモンなどの有害物質によって汚染されているのです。
ですから、今、完全母乳はやめて、母乳とミルクの併用をして、最後はミルクに移行するパターンが増えています。
デメリットとしては、ママが薬やお酒が飲めないこと。
食生活に気を使うこと。
赤ちゃんと離れられないので、他に長時間預けることが出来ない。
乳房のトラブルがある。
外出先での授乳に気を遣う。
などがあります。
➁ミルクのメリット、デメリット
〇デメリット
母乳のような免疫物質が含まれていないので、赤ちゃんがウィルスや細菌にかかる危険性がある。
コストがかかる。
子宮の復古がスムーズに行われない。
授乳のたびに作る手間や、哺乳瓶、乳首の洗浄、消毒の手間がかかる。
〇メリット
ミルクの品質向上で、完全母乳と遜色ないものを与えられる。
赤ちゃんが飲んだ量が分かること。
ママだけでなくパパやおばあちゃんなども授乳することが出来る。
ママの食事制限の必要がない。
哺乳瓶の方が赤ちゃんは楽に飲める。
ミルクは母乳より腹持ちが良いので、赤ちゃんの睡眠も長くなる。
こうして、完全母乳とミルクのメリット、デメリットを挙げてみると、ミルクの方がメリットがあるように見えますね。
でも、完全母乳に勝るものはないと思うのです。
➂完全母乳とミルクでの育ち方の違い
1.体格
母乳 ⇒ 身体の引き締まって小柄に育つ
ミルク ⇒ ふっくらしている
2.舌と顎の発達
母乳ですと舌と顎がしっかり発達します。
そしてキレイな歯並びになると言われています。
これは、唇をおっぱいに密着させて、上顎のかたい部分と舌ではさんでしごきながら飲むからです。
このしごきながら飲むのには舌の動きにパワーが要ります。
そこで鍛えられて舌の発達が顎の骨や歯の成長に影響するからです。
3.脳の成長
母乳で育てると言語、情報機能、思考回路に関わる脳の重要な部分での発達が育ちます。
1年以上完全母乳で育てると、運動能力にも違いが出てきます。