洗い流さないトリートメントとして、ヘアオイルとヘアミルクは出番が多くなりました。
ですが、ヘアオイルとヘアミルクの違いを知っておかないと、それぞれ活躍する場が違いますので、それぞれについて多少の知識が欲しいですね。
ヘアオイルとヘアミルクの違いが分かると、使い分けしやすいですし、それぞれのメリットだけを取り入れやすいです。
ヘアオイルの効果、ヘアミルクの効果について、説明していきます。
そんなヘアオイルとヘアミルクは併用してもいいのでしょうか?
併用することで起こる化学反応がありそうですね。
➀ヘアオイルの長所と短所
ヘアオイルとヘアミルク、それぞれの違いについてまとめる前に、ヘアオイルとヘアミルクの長所と短所から、違いを見てみましょう。
長所
ヘアオイルには人間の皮脂に含まれているオレイン酸など、馴染みやすい成分が配合されています。
ヘアオイルには髪を保湿する効果が高く、髪に含まれる水分が蒸発することを防ぎます。
また、乾燥による髪のパサつきを防ぐ効果があるので、ヘアオイルを付けることで美髪が生まれるのです。
お風呂から出たら、ドライヤータイム。
ドライヤーって髪を傷めてしまうと勘違いしている方が多いみたいですね。
ですが、逆に、濡れた髪のままでいると、雑菌が増えたり、傷んだり、薄毛になったりする原因となるんですよ。
ヘアオイルには髪を保護する働きがあるので、ドライヤーの熱にも強く、ダメージが加わりにくくなります。
その理論で言うと、紫外線からも守ってくれる働きがあります。
短所
ヘアオイルは油ですので、つけ過ぎるとベタベタしてしまいます。
また、ヘアオイルには香りがついているものも多いので、香りがイヤな人は使いづらいかもしれません。
➁ヘアミルクの長所と短所
長所
ヘアミルクは保湿力が高くなっています。
冬なら空気が乾燥して、髪に含まれる水分が減少しやすくなりますし、夏ならエアコンで髪が乾燥しやすくなります。
そこで使えるのがヘアミルクです。
ヘアミルクは髪に水分を含ませる効果が高いので、髪の乾燥を防止します。
また、枝毛、切れ毛で髪が傷んでいる場合にも、ヘアミルクは向いています。
どうしてか?
ヘアミルクには髪を修復する効果が高いからです。
パーマ、ヘアカラーをしている方も多いかと思いますが、パーマやカラーは髪の毛には大きな負担がかかっているので、かなり傷んでしまいます。
そんな時、ヘアミルク成分が髪の中に浸透して、修復してくれる訳です。
短所
ヘアオイルと違い、ヘアミルクは髪をしっかりコーティング出来ません。
ヘアミルクはヘアオイルと違い、髪以外からの刺激から守る働きが劣っているのです。
ですから、ヘアオイルと違い、ツヤが出せないのがヘアミルクの短所です。
➂ヘアオイルとヘアミルクの併用について
ヘアオイルとヘアミルクは髪にはとってもいいものだということは分かりました。
それぞれの違いも分かりました。
では、ヘアオイルとヘアミルクを併用するとどうなるのでしょうか?
併用した場合、ヘアオイルとヘアミルクは反発し合ってしまうので、それぞれの良い働きが十分に発揮できなくなります。
どうしても併用したい場合は?
もし、併用したいのであれば、お風呂上りで髪の毛が濡れている時に、ヘアミルクを髪の毛全体に伸ばします。
そして、ドライヤーで乾かして水分がなくなった時に、ヘアオイルで仕上げるのが理想です。
ヘアオイルとヘアミルクを併用するということは、例えれば水と油のようなものかもしれません。
どちらも髪にはいいわけですから、併用して使えばもっと効果が出そう、併用すればもっとキレイな髪になりそう、と併用することを欲張ってしまいがちです。
ですが、それぞれの役目には違いがありますので、その違いを上手く使い分けることで、併用しなくても理想の髪が手に入るのだと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。