朝食はご飯派ですか?パン派ですか?
私は専らパン派ですので毎朝食べているのですが、パンにはマーガリンを塗っていました。
バターよりマーガリンの方がカロリーも低いし、値段も安いので、マーガリンの方が体には良いと思っていたのです。
今回、マーガリンとバターについて詳しく調べましたが、マーガリンが危険だということが分かったのが驚きでした。
危険といっても生き死にという大袈裟なものではありませんが、今までの常識を覆す危険性でした。
ここでは、マーガリンとバターの違いをカロリーや成分の観点から比べてみました。
カロリーや成分からも分かりますが、マーガリンとバターには大きな差があるようで、実はそんなに変わらない面もあることが分かりました。
➀マーガリンとバターの違い
マーガリンとバターを原料、カロリー、成分に分けて比較してみました。
・マーガリン(植物性油脂)
乳や乳製品、乳化剤などを加えて作るので動物性脂肪も含みます。
・バター
牛乳の脂肪分のみ。
〇成分
・マーガリン
コレステロール 5㎎/100g
ビタミンA 24μg/100g
・バター
コレステロール 210㎎/100g
牛乳由来のビタミンA 510μg/100g
コレステロールはバターの方が多いですね。
でもその分、ビタミンAも多いのが特徴です。
〇カロリー
・マーガリン 759Kcal/100g
・バター 745Kcal/100g
カロリーはマーガリンもバターも変わりませんね。
➁マーガリンとバターどちらが体に良いの?
マーガリンとバターはどちらも脂肪分は80%以上であり、カロリーもほぼ同じです。
植物性の油脂だと聞くとマーガリンの方が体には良いと思いますよね?
ですが、実際は体へのリスクが少ない健康被害を軽減するにはバターのほうが良いんです。
でも、健康面で語るのなら、動物性油脂が含まれるバターのコレステロールは気になりますよね。
ですが、成人の食べ物からとるコレステロールの量は1日300~500㎎ということを踏まえますと、トーストに5gのバターを塗ると、コレステロールはわずか10㎎です。
ですから、そんなに心配しなくても大丈夫なんです。
コレステロールは細胞までの構成成分や女性ホルモンなどの材料になる、大切な物資です。
ですから、パンに塗ったり、料理に使っても、普通に利用する分には先ほども言いましたが、問題ないんです。
それよりも、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸の方が危険なんです。
➂マーガリンの危険なトランス脂肪酸とは?
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は一時期は「狂った油」「食べるプラスチック」と言われて、恐れられていた成分。
アメリカではトランス脂肪酸の食品添加を原則禁止するということが2018年から実施されるようです。
そもそもトランス脂肪酸とはどんな成分なのか?
食用油の生成過程で作られて含まれる物質で、油脂に含まれている栄養素の一つのことです。
トランス脂肪酸は二つに分けられます。
一つは、天然の食品中に含まれている天然の成分と、油脂を加工しえ作られる工程で出来る人工の成分の二つ。
天然のものは牛肉、羊肉、牛乳や乳製品の中に極微量のトランス酸が含まれています。
ですが、身体に悪影響を与える可能性は極めて低くなります。
人工のものは常温で液体の植物油や魚油から、半固体又は個体の油脂を製造する加工技術「水素添加」によって、トランス脂肪酸が作られています。
水素添加として代表的なのがマーガリンという訳なんです。