唇が乾燥で荒れてしまった経験、誰にでもありますよね?
特に冬場はリップのお世話になりっぱなしです。
唇は皮膚が薄く、デリケートな部分ですから、唇の乾燥対策も繊細にならざるを得ませんよね。
ですが、唇が荒れるのは、唇が乾燥しているからだけとは言えないのです。
病気の可能性もあるのです。
ですから、唇が荒れる病気の原因と対策について、お話ししていこうと思います。
もし、今、唇が荒れていたら、それは乾燥ではないかもしれません。
原因と対策によっては、病気が酷くなる前に、何か対策が得られるかもしれませんので、是非、参考にしてみて下さい。
傷つきやすくて、乾燥しやすい唇の、別の姿が見られそうですよ。
➀唇が乾燥すると荒れる原因とは?
唇は水分を保つ角質層がとても薄く、皮膚を分泌する皮脂腺がないので、荒れやすい構造によって、乾燥するととても弱いです。
唇が乾燥すると、表面の薄い皮が硬くなり、裂ける、剥ける、腫れる、の三拍子揃って荒れていきます。
<乾燥の原因>
原因1:口呼吸
原因2:唇をなめる
原因3:紫外線
原因4:水分補給不足
<乾燥の対処法>
・リップクリームで潤いを保つ
・唇をなるべくなめない
・小まめに水分補給
原因に思い当たる人は、癖になっているものから改めるといいですね。
➁唇が荒れる乾燥以外の原因と対策-病気編1-
➀で説明した対策法をとっても、唇の荒れが改善されない場合は、唇の乾燥以外に原因がある恐れがあります。
それは、病気と繋がっているかもしれません。
その原因と対策についてご説明します。
病気➀口唇炎
<原因>
唇の炎症を起こして、唇が赤く腫れたり、唇が裂けて出血したり、唇がカサカサして皮が剥けたりする症状の病気。
<対策>
放置していても自然に回復しますが、寝る前にハチミツを唇に塗っておくといいでしょう。
病気➁接触性口唇炎
<原因>
リップクリーム、口紅、歯磨き粉などの成分で、アレルギー反応やかぶれを起こしてしまう病気。
<対策>
原因となる刺激物を使わないことが先決です。
代わりに刺激の弱いものに変えましょう。
➂唇が荒れる乾燥以外の原因と対策法-病気編2-
病気➂アトピー性口唇炎
<原因>
アトピー性口唇炎などのアレルギー体質で、最も多く報告されるのが、「ドライスキン」です。
これは、生まれ持った乾燥肌が、どうしても刺激に弱い状態を作ってしまっています。
<対策>
唇が乾燥しないように、加湿器を使ったり、ワセリンなどの保湿成分を唇に塗っておきましょう。
病気➃光線口唇炎
<原因>
唇と皮膚の境目に不明瞭になり、荒れて皮がめくれやすくなります。
下唇に起こりやすく、共通するのは外で働く人や、紫外線を浴びる時間が長い方に見られます。
<対策>
日焼け止め効果のあるリップクリームを、小まめに塗りましょう。
病気➄剥脱口唇炎
<原因>
条件さえ整えば、誰にでも起こり得る病気。
症状としては、水に濡らすと唇が白くふやけます。
更に、その唇をめくると、赤くなった唇の皮膚が現れます。
<対策>
ビタミンB2、B6を積極的に摂る。
以上の唇ケアがお役に立てれば幸いです。