女性には生理がありますが、それに伴って織物というものもついてきます。
織物の量が多いと生理が近いのかな・・・。
と、漠然と思っていて、織物の量や、黄色や白い色の織物が出ても、私はあまり気にしなかったのですが、よくよく調べてみたら、織物が病気のバロメーターになっていることが分かったんです。
織物の量が多いのは、やはり女性ホルモンや生理に多いに関係していることも分かりました。
また、織物の色が黄色だったり白い色だったりするのには、原因があり、その陰には病気が隠されていることもあったのです。
どういう形にしろ、織物の変化には、きちんとした原因があることが分かっただけでも、病気を未然に防ぐことが出来ます。
➀織物ってナニ?
正常な織物は子宮頸管粘液と、膣の分泌物が混ざった酸性の分泌液で、粘膜や黴菌が入ってこないようにする働きをしています。
織物自体は、普段は透明化乳白色状態のものですが、場合によっては色のついた織物が出る場合があります。
黄色や白い色、果ては緑色の織物は、身体に何らかの異常があって、ホルモンのバランスが乱れているのが原因にもなります。
織物は体が正常に動いているかを知るサインの一つです。
また、織物の量が多いと不安かと思います。
織物は生理周期に合わせて量が多い、少ないと増減します。
時期によっては正常な範囲でも、織物が多いことは普通なこともあります。
もう少し詳しく言うと、織物には「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つのホルモンに左右されます。
それらの分泌量によって、織物が多い時があります。
卵胞期
生理直後は織物の量が最も少ないです。
その後、織物の量は徐々に多い状態になりますが、サラサラして粘り気はないです。
排卵期
エストロゲンのピーク時ですので、織物の量も最も多い状態になります。
黄体期
排卵が過ぎるとプロゲステロンが増加しますので、織物の量は少なくなります。
➁織物疾患の原因-その1-
原因1:カンジタ
織物が白いカスのように変化して、陰部に痒みがあれば、カンジタです。
他にも陰部に異臭がしたり、白い塊状の織物の場合もあります。
原因は、元々口の中にあるカンジタ菌。
性交渉、性行為が原因で感染します。
免疫力が低下しているのも原因となります。
原因2:子宮頚管炎
粘液のような白い織物か、少し黄色かかった織物が出ます。
発熱することもあり、下腹部に違和感を覚えるなどの症状が出ます。
細菌が子宮頚管、膣と子宮の入り口に入ってしまうのが原因です。
原因3:子宮膣部糜爛
子宮膣部糜爛は若い女性に多く見られる、女性ホルモン関係が原因なので、病気ではありません。
白い織物と黄色かかった織物です。
織物疾患の原因-その2-
原因4:膣トリコモナス
織物が黄色より緑色かかっていたら、膣トリコモナスという病気です。
肉眼では確認出来ないほどの小さな虫が、性器内に入ることが原因で、炎症を起こします。
性交渉、性行為で感染します。
症状は織物が黄色より黄緑、緑色かった色で、水っぽく、少し泡立ったような織物です。
陰部に痒みと痛みを感じます。
織物疾患はデリケートですから、織物の量が多いとか、色が白いとか黄色いとか、そんな些細な変化でも、病気になっていることがあります。
織物疾患の原因はだいたいが性交渉、性行為などで起こるので、清潔を心掛けるのは大切だと思います。
原因が分かっているのは、対処しやすいですし、織物の量が多い、色が白い、黄色いなどの変化も、これからは見逃さないようにしたいですね。
織物の黄色と白い色は、いわば信号機のようなものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。