オリゴ糖とはよく聞く言葉ですが、一体どんなものなのでしょうか?
オリゴ糖をヨーグルトに入れて食べると、お腹の調子が良くなった!という声をよく効きます。
ここでは、オリゴ糖とヨーグルトの相性も見ていきます。
ヨーグルトは便秘解消に良いとも言われいますが、下痢にも効果的だと言われているです。
下痢にヨーグルトって火に油を注ぐようなものじゃ?と思うかもしれませんが、オリゴ糖入りのヨーグルトは整腸作用も倍になりますので、便秘にも下痢にも効果があると言われているんです。
そのオリゴ糖とヨーグルトの2つの効果についてもお話ししていきたいと思います。
普段何気なく食べているヨーグルトですが、毎日を健康に過ごしていく中で、積極的に摂り入れていくといいですね。
➀オリゴ糖の正体とは?
オリゴ糖とは一言で言うと「糖分」の仲間です。
果糖、ブドウ糖などこれ以上は分解できない糖が2~10個手をつないだ形をしています。
オリゴ糖は適した消化酵素が人間の身体の中に存在しないので、小腸で吸収することが出来ません。
ですから、当然消化されないままで大腸に届くものも出てくる訳です。
その時大腸に届いたオリゴ糖が腸の中の細菌、特に「善玉菌」の餌になるのです。
この善玉菌が多く活動的になると腸内環境が良いという状態なんです。
善玉菌の代表がビフィズス菌。
これは聞いたことがあるかと思います。
ビフィズス菌と言えばヨーグルトですね。
悪玉菌の代表格はウェルシュ菌、ブドウ球菌です。
➁オリゴ糖とヨーグルトの相性
オリゴ糖は腸内環境を改善してくれますのでその効果が便秘や下痢に繋がります。
ヨーグルトもそれは同じですよね。
ですから、どちらかだけでも十分整腸作用がありますが、実はオリゴ糖を入れたヨーグルトはより強い整腸作用が望める訳ですね。
その特徴を別々に見ていきますが、オリゴ糖の整腸作用は、善玉菌を増やすことで腸内環境を善玉菌が住みやすく、悪玉菌は住みにくい酸性の環境に変えてしまう効果があります。
これによって、オリゴ糖の整腸作用は徐々に効果が出てきて、持続性があるのが特徴です。
一方、ヨーグルトは乳酸によって腸内環境を酸性にする効果があります。
その酸性の力で悪玉菌を減らして、腸の中を綺麗に掃除します。
これによって、ヨーグルトの整腸作用は即効性がありますが、こちらの効果は持続性がありません。
こう見ていくと、オリゴ糖とヨーグルトは凸凹の関係で、二つを組み合わせることによって、お互いの欠点を補い合うことが出来る。
つまり、オリゴ糖とヨーグルトの効果は相性抜群なんですね!
➂オリゴ糖で下痢する原因
便秘でなく下痢を起こす効果ですがはっきり言ってその原因は一つです。
実はオリゴ糖を取り過ぎると下痢になってしまうのです。
では何故下痢になるのかと言いますと・・・。
ビフィズス菌が分解しきれなかったオリゴ糖が腸の中に残ってしまうとどうなるか?
分解できずに残ったオリゴ糖は腸の中の浸透圧を上げてしまいます。
そうすると、腸から水分が染みてそれが下痢となる訳なんです。
お腹の調子を整えたり、便秘解消でも知られるオリゴ糖を取り過ぎて下痢してしまうなんて、まったく意味がなくなります。
オリゴ糖の1日の摂取量の目安は2g~10gですので、この目安を守り便秘解消をしていけばちょうど良いかと思いますよ。