妊娠すると、身体の中では様々な変化が起こります。
その中でもお腹が張る、といった症状が出てくるかと思います。
お腹が張ると一言で言いましても、その原因は多岐に渡ります。
よく、便秘でガスが溜まって、お腹が張ることがあるかと思いますが、妊娠中はガスによってお腹が張るのと間違えてしまうこともあります。
ここでは、妊娠したからこそ起こる、お腹が張ることの原因を追及していきます。
ガスによってお腹が張るのとは、明らかに違う原因が分かってくると思います。
➀妊娠中のお腹が張る原因-妊娠時期別-
妊娠初期
妊娠初期のお腹が張るのは、軽い生理痛のような痛みや、下腹部の違和感のようなものです。
赤ちゃんが成長する子宮は筋肉で出来ています。
その子宮に血液が多く運ばれて、子宮の筋肉が伸びることが原因で、お腹が張ることを感じるようです。
妊娠中期
妊娠中期のお腹が張ることは、初期に感じたお腹の張りが落ち着く時期です。
その分、お腹の張りは何となくではなく、はっきりと分かるようになってきます。
妊娠中期のお腹の張る原因としては、体が楽になり、活動的になったことで起こる、生理的なお腹の張りがほとんどになります。
妊娠後期
妊娠後期は子宮はかなり大きくなります。
ですから、お腹が張ることも頻繁に起こるようになります。
この時期ですから、陣痛と間違えることもあるようですが、お腹が張ると感じたら、横になって楽な姿勢を取るといいでしょう。
➁妊娠中のお腹の張りの対処法
1.締め付けない
妊娠5か月になると、安産祈願と帯祝いで、お腹を安定させるための腹帯やベルトをするようになります。
これがお腹が張ることの原因となることがあります。
無理してつけることはありません。
気分が優れない時や、お腹の張りが苦しい時は外して楽な体勢にしましょう。
2.お腹を冷やさない
夏の妊婦さんはツライと言われますが、夏はただでさえ疲れやすく、体も重くなるので、ついつい冷たいものを摂って楽になろうとしてしまいます。
体を冷やすのはお腹が張ることの原因ともなりますので、冷房が効きすぎる病院であったり、デパートなどには、カーディガンやひざ掛けなどを持って行きましょう。
冬の場合は靴下の重ね履きなど工夫して、体温調節していくことをお勧めします。
3.ストレスを溜めない
精神的なストレスを感じると、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こす原因となります。
妊娠中は身体の自由は効かないですし、些細なことで体調の変化を感じます。
また、出産、育児に対する不安などで、ストレスも溜まりやすい時期です。
パパと一緒に、上手にストレスを解消して、リフレッシュする時間も必要です。
妊娠中にしか出来ないこともありますので、マタニティライフを楽しみましょう。
➂妊娠中のお腹の張りの原因-ガスの場合-
妊娠中は便秘になりやすいと言われています。
便秘になると、長い間便の水分が大腸に吸収さえて、便が固くなります。
そうすると、大腸が塞がってしまい、1日あたり2~3リットル発生するガスが、出せなくなるのです。
ガスが溜まるのは、便が出ないことよりツライと言われます。
ガスが2~3リットル溜まると、お腹が裂けたように張り、かなり苦しいはずです。
ですから、ガスを溜め込まないように、腸内環境を整えることが必要です。
おならをするのはエチケットマナー違反と言われそうですが、ガスを我慢するのは危険です。
ガスが溜まることが原因で、お腹があまりにも張ることがあったら、恥ずかしがらずに病院の先生に相談してみるものいいかもしれません。
ここで言う、便秘によるガスの張りと、妊娠時のお腹の張りは原因が違うことは覚えておいて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。