ママのお腹の中にいる時から指しゃぶりをしている赤ちゃん。
赤ちゃんの指しゃぶりの仕草に癒されることもありますよね。
赤ちゃんが指しゃぶりをするのは一つの動作の一環として見ているので、特に気に留めない仕草ですが、どうして赤ちゃんが指しゃぶりをするのか、その原因を勉強しました。
それと同時に赤ちゃんが指しゃぶりする心理というのも勉強しましたよ。
赤ちゃんが指しゃぶりをする原因や心理には、赤ちゃんがこれから成長していく上で、大切な動作の一つということが分かりました。
指しゃぶりの可愛さの裏では、赤ちゃんはこんな心理が働いているのか!とびっくりしましたよ。
➀指しゃぶりの始まりと意味
赤ちゃんは生まれながらにして吸啜反射という本能があります。
吸啜反応とは赤ちゃんが母乳、ミルクを飲むために必要な本能のことです。
赤ちゃんは口の周りに触れるものを、無意識に何でも吸い付いてしまいます。
赤ちゃんが生まれてすぐに、誰も教えていないのにおっぱいを上手に飲めるのは、この吸啜反射があるからなんですね。
初めて指しゃぶりをしている時の赤ちゃんは、まだ指ということは分かっていません。
触れたものに吸い付くことに集中している状態なのです。
生まれてから生後3カ月くらいまで、赤ちゃんは指しゃぶりが始まる訳ですが、この指しゃぶり、赤ちゃんにとっては初めての遊びであり、学びであるのです。
ですから、この時期の指しゃぶりは無理矢理止めさせなくていいでしょう。
➁指しゃぶりをする時の原因と赤ちゃんの心理
赤ちゃんは眠気を感じると自然に指しゃぶりが始まります。
この時の心理としては、添い乳を求めているのです。
また、お腹が空いてきた時に指しゃぶりをします。
お腹が空くと他にもぐずったり、泣き出したりしますので、それプラス指しゃぶりをしていたら、それはお腹がすいた!というサインです。
赤ちゃんは日々、新しいものに出逢い、新しいものに触れていきます。
赤ちゃんでも大人の想像する以上に色んな刺激を受けています。
ですから、ちょっとしたことでも不安になってしまうのです。
そんな時指しゃぶりをして、気持ちを落ち着かせています。
離乳食が始まる頃には乳歯が生えてくる時期でもあります。
その乳歯が生えてくる時に歯茎がムズムズ痒くなって指しゃぶりで何とかしようとします。
➂指しゃぶりで気を付けること
指しゃぶりは赤ちゃんが成長していく段階で必要なものだとお話ししてきましたが、その反面で衛生面が気になりませんか?
赤ちゃんは興味があるものを何でもかんでも触ってしまいますよね?
もし指が汚れていたり、ゴミがついていたりしたら、ウィルスや細菌が心配になります。
そのような時の対策としては、ぬれたタオルやウェットティッシュなどでこまめに拭いてあげましょう。
また、爪が伸びていると口の中や舌を傷つけてしまうので、爪切りもこまめにしてあげましょう。
乳歯がある程度生えそろってくるころまで指しゃぶりをしていると、歯並びに影響が出てきたり、上と下のかみ合わせが合わなくなったりなどがありますので、1歳半から2歳までには指しゃぶりは卒業出来ているといいですね。