妊娠初期とは妊娠1~4カ月に当たります。
妊娠初期には体内のホルモンバランスが急激に変化する、一番大切な時期です。
そんな妊娠初期は体調に様々な変化が起こります。
出血したり、腹痛を起こして下痢になったり・・・。
よく、出血や腹痛を伴う下痢をすると流産してしまうのでは?
と、不安になりますよね。
厳密に言いますと、少量の出血や腹痛からの下痢によって流産してしまうことはありません。
それには、食べ物や飲み物、生活習慣にも気を付けていただくことが前提です。
偏った食べ物は、下痢につながるパターンもありますので、食べ物の食べ方にも注意が必要です。
ここでは、妊娠初期の出血や腹痛や下痢についてお話ししていきます。
➀妊娠初期に下痢を起こす原因
妊娠初期の腹痛の原因➀自律神経の乱れ
ホルモンバランスが崩れると、自律神経も乱れてしまいます。
そうすると自律神経に関わる排泄機能も乱れてしまい、下痢を起こします。
妊娠初期の腹痛の原因➁プロゲステロン
プロゲステロンというホルモンの働きについて説明しますと・・・。
・子宮の収縮の抑制
・乳腺の形成
・高温期を安定
・腸の運動を抑制
と、妊娠中にはとても重要なホルモンであります。
この中の腸の運動の抑制により腹痛で下痢を起こします。
妊娠初期の腹痛の原因➂食事の偏りと冷え
ホルモンバランスの変化で体温調節が上手くできなくなります。
その上、つわりで冷たいものばかりなどになると腹痛で下痢を起こします。
妊娠初期の腹痛の原因➃精神的ストレス
妊娠初期は安定期まで気を付けることが多いので、腹痛で下痢が起こる原因をしっかり押さえておきましょう。
➁妊娠初期の下痢で病院へ行くのはどんな時?
妊娠初期の下痢は流産の可能性があるのでは?
と不安に思っている人もいるかと思います。
ですが、妊娠初期に下痢をしただけで流産する危険性はほとんどありませんので、とりあえず安心して下さい。
その根拠は、生理的な現象による下痢では、子宮収縮が活発になることはないという点です。
また、下痢と共に不正出血がある場合は、基本、安静にしていれば治まることがほとんどですので、下痢の場合も出血の場合も、見極めが大事になってきます。
ただ、妊娠初期の多い出血の場合は流産の恐れがありますので、注意は必要です。
出血すると慌ててしまいそうですが、そういった時はとりあえず安静にして、それでも不正出血が続くようなら、産婦人科へ行きましょう。
➂妊娠初期の下痢対処法
妊娠初期に気をつけることは以下が重要になると思います。
妊娠初期➀食べ方に工夫
・1回の食事量を少なめにして、数回に分ける
・吸収されやすい物、消化のよい物を食べる
・よく噛んでゆっくり食べる
妊娠初期➁冷え予防
生姜やみそなどを積極的に取り入れましょう。
冷たい飲み物は控えましょう。
腹巻や靴下をはいて冷え対策しましょう。
お風呂に入って体を温めるもの大事です。
妊娠初期➂薬に頼る
産婦人科では妊娠中でも飲める安全な薬を処方してくれますので、時には薬に頼ってもいいと思いますよ。
妊娠初期には出血があったり、ちょっとしたことで腹痛で下痢をしてしまったりと、気を付けるべき点が多いです。
そして、妊娠初期には食べ物にも気を付けなければなりません。
食べ物といっても、つわりなどで食べ物があまり食べられない場合もありますので、
妊娠初期の食べ物には栄養のバランスも大事ですが、
食べ物を食べられなくなることの方が怖いので、妊娠初期では割と自分の食べたい食べ物を摂ることでもいいと思います。
妊娠初期は嗜好が変わることが多いので、同じ食べ物ばかり食べてしまうこともあります。
妊娠初期には体重があまり増えすぎるもの問題ですので、食べ物にも気を配らなければなりませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。