きゅうりがギネス記録に認定されていることをご存知でしたか?
実は「世界一栄養価の低い野菜」として認定されているのです!
これはきゅうりの名誉なのか不名誉なのか・・・?
じゃあ、栄養が無いならきゅうりを食べても意味ないんじゃない?と思うかもしれませんが、実はきゅうりは栄養が少なくても、身体に良い効能がたくさんあるんです。
その効能は時に妊婦さんにも良い意味で作用されています。
世界一栄養価が低い野菜に認定されても、もはやきゅうりはサラダにはなくてはならない存在でもあります。
きゅうりは目立たなくても必要とされている野菜でもありますね。
➀きゅうりの豆知識
まずきゅうりの95%以上は水分です。
きゅうりはほとんどが水分なのだから栄養素が少ないのは仕方ないかもしれませんが、その分カロリーは低く、きゅうり100gあたりのカロリーは14kcalなんですよ。
きゅうりのさっぱりした口当たりとカロリーの低さから、ダイエットしている方からは好まれています。
それでもきゅうりにはいくつかの栄養素は含まれています。
・ビタミンA(β-カロテン)・・・がんの予防、皮膚や粘膜を保護する
・ビタミンC・・・免疫力を高める、疲労回復
・ビタミンK・・・骨を強くする、出血を抑える
・カリウム・・・利尿作用、余分な塩分を出す
これだけ立派な成分が含まれていると同時に、きゅうりのぬか漬けでは更に栄養素が倍増します。
その効果は・・・
・ビタミンB1が約10倍
・カリウムが約3倍
・ビタミンCが約1.5倍
だからきゅうりとぬかの相性って栄養的には良いのかもしれませんね。
➁きゅうりは他の食材を破壊する!?
きゅうりにもビタミンCは含まれていますが、他の食材のビタミンCを破壊すると言われているんです。
それには原因がありまして、アルコルビナーゼという酵素が原因となっているんです。
アルコルビナーゼって何者?
アルコルビン酸酸化酵素のことをアルコルビナーゼと言います。
アルコルビナーゼは一部のビタミンCを酸化させる性質があるのです。
きゅうりだけでなく、にんじん、かぼちゃ、バナナ、りんごにもその作用があります。
ですが、他の食材のビタミンCを破壊するとなると組み合わせが重要となってきますよね。
でもアルコルビン酸酸化酵素を上手に使って、ビタミンCを破壊させない方法があるんです!
それは酢を利用することと、熱を加えることだったんです。
➂きゅうりで妊婦さんの食べつわり解消?
妊婦さんにとってつわりは本当に辛いものです。
期間限定だと分かってはいても、つわりで何も食べられない人もいれば、食べつわりで食べ過ぎてしまう妊婦さんもいます。
妊婦さんはお腹の赤ちゃんのためにも、栄養バランスのとれた食生活をしなければならないことは分かっていても、つい偏ってしまいます。
妊婦さんがつわりの時は「とにかく食べられるものを食べること」など言われてしまいますが、どうやって乗り越えたのでしょうか?
食べつわりの人に話しを聞いてみました。
そうすると、水分の多いさっぱりしたものが欲しくなる、という方が多かったです。
例えば果物やシャーベット、サイダーなどの炭酸飲料もスッキリ、さっぱりしたと言っていました。
そして、きゅうりを食べている方も多かったのです。
きゅうりは食べやすく、手間などもかからないので、妊婦さんに効能がある大好評の食べ物でした。
いくら栄養素が少ないとは言っても、良い効能をもった万人から愛されるのがきゅうりです。