日ごろ、股関節を意識することは、あまりありませんよね?
ですが、ある日突然、股関節にしこりが出来ていたら心配になりませんか。
股関節にしこりなんて、女性にとっては恥ずかしい部分ですし、男性にとっても大事な部分ですから、なかなか病院へ行くまでには発展しないかもしれません。
ですが、股関節にしこりがあって、痛みを感じるとなると、いよいよ重大な病気という可能性もあります。
それは、しこりの大きさや、痛みの場所などによって違いますし、女性と男性ではかかる病気も違います。
股関節にしこりと痛みを感じたら、女性、男性問わず、すぐに病院へ行かれることをお勧めします。
➀股関節のしこりが痛くなる病気-No.1-
冒頭でも触れましたが、股関節にしこりがあると、何だか都合が悪いですよね。
女性の場合は、生理中やVラインにしこりが出来る場合が多いので、婦人科系で診てもらうことも出来ます。
股関節のしこりや痛みは、スポーツ外科的なイメージがあって、男性の症状というイメージが強いですが、男性でも女性でも、股関節にしこりや痛みを伴うことがあります。
女性に特化、男性に特化した病気もあるのでチェックしてみて下さい。
股関節の病気1:リンパ節炎
股関節や脇、首、全身に張り巡らされているリンパ管の中にリンパ節がありますが、このリンパ節が炎症を起こして腫れてしまいます。
原因は細菌感染。
リンパ節が腫れて痛みと発熱の症状があります。
股関節の病気2:悪性リンパ腫
身体中を流れているリンパ球が癌に変異したもの。
股関節や首、脇の下の腫れ、しこり、痛みなどの症状があります。
腫瘍が急に大きくなることで、痛みや発熱が伴います。
➁股関節のしこりが痛くなる病気-No.2-
股関節の病気3:鼠経ヘルニア
鼠経ヘルニアは腹膜お腸の一部が、足の付け根の部分の筋膜の間から、皮膚の下に出てくる下腹部の病気です。
鼠経ヘルニアの場合は、立ち上がる時や、お腹に力を入れた時に、股関節が膨らんでいるような感覚になります。
この膨らみがしこりのように見えます。
股関節の病気4:粉瘤
股関節にしこりが出来る粉瘤は、別名「アテローム」と呼ばれています。
身体のどの部位にも発生する可能性のあるしこりで、しこりが小さければ経過観察でも済むケースもあります。
ただ、股関節のしこりが粉瘤の場合は、座った際に痛みを感じます。
股関節の病気5:脂肪腫
脂肪腫は脂肪組織が集まり、腫瘍を形成した良性の腫瘍です。
40~50代の女性に多く、男性ではあまりなりません。
触るとぐりぐりしたしこりがあり、それは徐々に大きくなります。
➂股関節のしこりが痛くなる病気-No.3-
股関節の病気6:梅毒
梅毒は慢性の感染症であり、何年もかけて症状が進行します。
梅毒は女性と男性の性行為により感染します。
女性の場合は、母体から赤ちゃんに移ることがある、とても怖い病気です。
股関節の病気7:性器ヘルペス
女性の性感染症でクラミジアに次いで多い病気です。
性器ヘルペスは、症状が出ないまま、男性に感染させてしまうことが多いです。
男性の場合は痒みがあり、リンパ節がしこりのように腫れます。
女性の場合は、痛み、水膨れ、排尿痛による排尿障害を起こします。
股関節の病気8:変形性股関節症
変形性股関節症は加齢による負担やケガによって、軟骨がすり減ることで発症します。
歩き始め、長い時間歩く、階段の昇り降りで痛みを感じます。
進行し末期になると、痛みもひどくなり筋力低下で、日常生活に支障をきたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。