初めての出産には不安がつきものですが、一番怖いのが陣痛ではないでしょうか?
そんな陣痛と間違いやすいのが胎動です。
初めはポコポコと嬉しかった胎動も、赤ちゃんが大きくなってくると激しい痛みを感じることもあります。
そうすると陣痛なのか胎動なのか違いが分からなくなってしまいます。
陣痛だと思っていたら胎動だった。
胎動だと思っていたら陣痛だった。
こんな間違いを起こしやすいのです。
陣痛と胎動の違いは痛みから判断するしかないのでしょうか?
腹部に激しい痛みが起こると心配にもなりますよね。
ここでは、陣痛と胎動の違いをお話ししていきます。
➀陣痛と胎動の違い-陣痛-
陣痛には前駆陣痛と本陣痛があります。
前駆陣痛に限って言えば、本格的に分娩が始まる前の準備段階での陣痛となります。
赤ちゃんが通る子宮の下部や子宮頸管を柔らかくするための動きですので、前駆陣痛がないと逆に問題です。
前駆陣痛の後すぐに激しい痛みの陣痛が始まる人もいますし、1か月前に激しい前駆陣痛が起こるという人もいます。
前駆陣痛は赤ちゃんが産まれてくる合図なので、激しい痛みは下腹部中心で、痛みの間隔も不規則なため安定していません。
症状としては不快感や圧迫感をちょっと感じる方もいますし、お腹が張るだけという方もいます。
中には激しい腰痛のような痛みを感じることもあります。
例えてみると、
「生理痛と同じような痛み」
「下痢に似たような痛み」
「赤ちゃんがお腹の下を蹴っているような痛み」
のような感じです。
ですが、陣痛と胎動には違いがあるのです。
➁陣痛と胎動の違い-胎動-
胎動とは赤ちゃんがお腹の中で動くことです。
胎動を感じるのはママの体型やお腹の皮膚の厚さや体質で違いが出ます。
目安として、
早い人 ⇒ 16週前後
一般的な人 ⇒ 20週前後
遅い人 ⇒ 22週前後
となっています。
ですが、ここではっきり申し上げたいのは、胎動を感じる速さと赤ちゃんの成長には何の関係もありません。
初めはお腹がゴロゴロしているな、という感じです。
また、先輩ママに聞くとお腹の中で水中から空気がポコポコ出ている感じという方もいらっしゃいました。
私の場合はチクチクとした痛みの胎動でした。
そうなんです。
胎動で痛みを感じるケースがあるのです。
それは赤ちゃんが成長していくので周りの臓器が圧迫されることがある訳で、胎動で胃が痛くなったり、膀胱付近を蹴られることもあるのです。
ですが、胎動の感じ方はそれぞれです。
胎動はママとの初めてのコミュニケーションです。
➂陣痛と胎動の違い-見分け方-
ギューッと子宮口が押されるような激しい痛みや、膀胱を押されたような感じは、陣痛なのか胎動なのかその違いを判断するのは難しいです。
そこで、陣痛なのか胎動なのか違いを見分ける方法をご紹介します。
体の体勢を変えてみて下さい。
陣痛 ⇒ 体勢を変えると痛みが治まる
胎動 ⇒ 体勢を変えても赤ちゃんは動くので痛みが治まらない
陣痛と胎動はそれぞれ動いているところに違いがあるので、同時に起こっても不思議ではないんです。
そして、もう一つ、激しい痛みは陣痛か胎動なのか違いを見分ける目安としては、
陣痛 ⇒ 激しい痛みが規則的に起こること。
胎動 ⇒ 激しい痛みを感じるのはお腹のほんの一部。
ということでも違いが分かります。
ママにはその違いが分かるようになってきます。