りんご病とは近年急激に患者数が増えて、流行している病気。
その名の通り、ほっぺが赤くりんごみたいになっていることからりんご病と呼ばれます。
その症状は風邪とよく似ていると言われています。
ただ、風邪と決定的に違うのは、りんご病の症状は感染力が強いということです。
りんご病は妊娠中の女性や小さい子供にも感染してしまう恐ろしい病気です。
また、その原因の一つとして紫外線があるのです。
特に妊娠中の女性やお子さんには、紫外線を避けて生活していく工夫をしてほしいものです。
家族の中の一人が感染しただけで、他の家族にも簡単に伝線してしまうりんご病ですから、集団生活をしている方は要注意です。
➀りんご病とは?
りんご病の正式名称は「伝線性紅斑」です
だいたい、感染してから発症までは4日~20日と言われています。
4日ならすぐに分かりますが、20日とはちょっと症状に気付きにくいかもしれませんね。
りんご病に感染すると「発熱」「倦怠感」「筋肉痛」「関節痛」という風邪に似た症状が発症しますが、これにプラスほっぺたに赤い発疹が出た症状がりんご病です。
これが普通の風邪の症状との見分け方となるかと思います。
りんご病は「飛沫感染」「接触感染」します。
ですから、家族の誰かがかかると1/2の確率で他の家族にも伝線します。
そうです、りんご病はとっても感染力が強い病気なんです。
子供だと3割、大人だと6割が発疹が出ないので、症状に気付かない場合が多いので、ちょっと風邪気味かな?と思ったら、りんご病も疑ってかかったほうがいいでしょう。
りんご病の症状が出ている時に、直射日光や紫外線に当たると、症状が強く出てしまいます。
なるべく紫外線は避けるようにして、夏は特に紫外線が怖いので、長袖、長ズボン、帽子をかぶって、紫外線を受けないようにしましょう。
紫外線は一年中あるものですから、夏じゃないから紫外線の影響はないとは言えません。
紫外線は肌に悪いことは知られていますが、りんご病の症状まで悪化させてしまうとは、紫外線恐るべしです。
➁妊娠中の方のりんご病
妊娠中の妊婦さんがりんご病に感染していると、胎児にも感染してしまうケースは多いです。
そうすると赤ちゃんはどうなってしまうのでしょうか?
まず、妊娠中にお腹の中の赤ちゃんがりんご病に感染すると、
赤血球が少なくなる ⇒ 胎児貧血 ⇒ 十分が栄養が取れない ⇒ 低出生体重児が生まれる確率が高くなる。
そして、妊娠中はもっと怖いものがあるのです。
赤ちゃんの体がむくんだり、お腹に水が溜まる ⇒ 胎児水腫になる確率が高くなる。
こうなると妊娠中でも処置が必要になります。
妊娠中でもお腹の赤ちゃんに輸血用の針を刺して、胎児輸血するのです。
妊娠中の方の意識を高くして、りんご病にかからないようなケアを行いましょう。
妊娠中はあらゆることに気を付けなければなりません。
妊娠中にりんご病にかかると、かなりハイリスクです。
➂子どものりんご病
子供のりんご病の症状は、熱が出る子供と、出ない子供もいて、37℃~38℃の熱が出ます。
りんご病は2歳までの子供は、あまりかかりません。
幼児の子供から小学校の子供に発症する率が高いです。
残念ながらりんご病に特効薬はまだありません。
回復するまで待つことしか治療法はありません。
ですから、たいがいの場合、安静にしていれば自然と治ります。
ただ、注意して欲しいのはここからです。
家族がりんご病にかかった時の二次感染に要注意!
食器、コップ、スプーンなどは分けて使いましょう。
タオル、バスタオルの共有もNGです。
子供はちょっとの熱ではダウンしません。
子供が自分でりんご病にかかったとは、なかなか気付きにくいので、子供のりんご病には、親が気付いてあげられるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。