女性なら子宮筋腫という病気の名前くらいは知っているかと思います。
その症状は無症状なものもあり、なかなか気づきにくい場合もあります。
子宮筋腫の大きさは米粒大から10㎏を超える大きさまでと、あまりにも幅が大きいのです。
また、子宮筋腫の手術後の痛みが怖いという方の声も多々聞こえてきます。
術後の痛みとはどんなものなのでしょうか?
あまりにも知識がないと怖い子宮筋腫なので、ここでは、その症状や、手術方法を解説していきたいと思います。
子宮筋腫の大きさによっても、重症度は違いますので、正しい知識を取り入れましょう。
①子宮筋腫の症状は5つ!
子宮筋腫症状1〇過多月経
出血量が多くなり、レバー状の塊が出てくる。
月経が10日以上続き、不正出血がある。
子宮筋腫症状2〇月経痛
子宮筋腫が原因で起こる月経痛は、月経時に子宮筋腫の縮小が不均等に起こることで痛みが出る。
子宮筋腫症状3〇貧血
月経の出血量が多いことで、鉄分不足になり貧血を起こす。
子宮筋腫症状4〇圧迫症状
他の臓器に影響を与える。
この場合は筋腫の大きさが大きくなっている。
子宮筋腫症状5〇不妊・流産
子宮内膜が薄くなったり、萎縮したり、分厚くなったり、大きくなるなどして、子宮の内側が凸凹になり炎症を起こしてしまい、着床しづらくなる。
子宮筋腫の症状は様々あります。
中でも子宮の大きさがネックになるようです。
ただ、自分では子宮筋腫とは気付きづらい症状なので、気を付けたいですね。
②子宮筋腫の種類は3つ!
子宮筋腫種類1〇粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)
子宮の内側を覆う子宮内膜に形成される筋腫。
子宮の内部に向かって大きくなる。
筋腫の大きさも、なる確率も低いが、症状は重い。
子宮筋腫種類2〇筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)
子宮の壁にある筋肉の中で大きくなる筋腫。
小さいと無症状。
筋腫の大きさで子宮を変形させる。
過多月経、頻尿、便秘、下腹部痛、腰痛が起こる。
子宮筋腫の確率は70%で、最も多い筋腫。
子宮筋腫種類3〇漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)
子宮の外側を覆う漿膜に出来る筋腫。
子宮の外側に向かって大きくなる。
無症状がほとんどで気付かない。
子宮筋腫では子宮の形態に変化があるようですね。
子宮の大きさも変わってしまい、痛みも出る可能性があります。
子宮筋腫は早めに手術するのが一番の選択肢ですが、大きさによっても違いますし、痛みによっても違います。
術後の痛みも気になります。
③子宮筋腫の手術の方法
〇子宮全摘出手術
子宮を全て取り除く。
子宮筋腫の再発や子宮がんになる可能性はゼロ。
ただし、手術後に妊娠ができなくなる。
〇筋腫核手術
子宮を残して筋腫の核部分だけを取り除く。
筋腫による症状は軽減するし、妊娠も可能。
しかし、手術後に再発の可能性があり。
〇非観血的手術
体にメスを入れずに筋腫を小さくする。
UAE、FUSの2種類がある。
腹部に傷が残らず、痛みもほとんどない。
しかし、手術後に再発の可能性が大きいことと、卵巣機能を低下させてしまう。
基本的な知識にしか触れていませんが、子宮筋腫は残念なことに誰にでも起こりうる病気です。
その症状や子宮の大きさの変化に敏感になっていなくてはなりません。
子宮筋腫手術をしたら手術後の痛みが心配ですし、痛みと共に妊娠出来ない身体になることは、女性として痛みよりもつらいです。
手術後にある程度の痛みがある手術もありますし、痛みが全くない手術もあります。
それは、症状の大きさによって変わりますが、痛みは誰でもイヤですよね。
手術後が勝負といったところもあります。
症状や大きさ、手術後の痛み、などネガティブな要素が気になります。
ですが、命にかかわるような病気ではありませんので、正しい知識を持って、重く受け取らないようにしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。