産後うつという言葉聞いたことありませんか?
一般的なうつ病と症状は変わりませんが、一番の違いは赤ちゃんがいる、という状況ではないかと思います。
初めての育児で戸惑い、悩み、不安が募り、産後うつの症状が出てしまったら、早めに病院へ行くことをお勧めします。
それにはもちろん夫の絶対的なサポートが必要になってきます。
夫がしっかり対策を考えて、その対策に則って妻を元気にしてあげられるよう、夫の腕の見せ所です。
産後うつは出産した女性のうち10~15%が経験すると言われる、今は珍しくない病気になってきています。
子育ては妻と夫二人でしていくというスタンスを忘れないでいきたいですね。
➀産後うつの症状
産後うつは産後3、4日に起こる一過性のマタニティブルーとは違います。
産後うつは治療が必要な病気なのです。
産後うつになったらどんな症状が出るのかご紹介していきますので、当てはまるかどうかチェックしてみて下さい。
1.赤ちゃんの睡眠サイクルに合わせるので、ママ自身が寝付けない、朝早く目覚めてしまう、一睡もできないという症状
2.いつも疲れていて、今までこなせていた家事が大儀になってしまう症状
3.大きな理由もなく不安感が募り、子育ての不安などがMAXになる症状
4.赤ちゃんの泣き声がするだけでもイライラしてしまい、物に当たってしまう症状
5.この先のことに対し悲観的になり、自分は生きている価値がないなどマイナス思考に陥る症状
6.物事に集中できず、物忘れが多くなり、簡単なことを決めることが難しい症状
7.全部自分が悪いと責めてしまう症状
8.食欲がなくなる、または過食の症状
9.身の回りのことまで手が回らず、余裕がなくなる症状
10.夫や子供、家族に対して無関心、愛情がなくなる症状
3つ当てはまったらそれは産後うつかもしれませんよ。
➁妻が産後うつになった時の夫の対策-No.1-
産後うつの治療法の一つに対話治療があります。
この時こそ夫の出番です。
夫が妻の気持ちに寄り添い、話を聞いてあげるという対策法が一番の対策法です。
夫は産後うつになった妻の言動や行動に振り回されてしまうかもしれません。
ですが、夫はそれに対して感情的に反発してはなりません。
産後うつの妻への対策として、夫は妻に寄り添い、妻の気持を受け止めてあげることが大事です。
産後うつは医療機関での治療が必要な立派な病気です。
妻は産後うつという自覚症状がないことが多いですから、夫がとる対策としては病院へ連れていくことも対策の一つです。
妻が病院へ行くのを嫌がるかもしれません。
そんな時夫は、妻をだましだまし病院へ行く役割を負うことになるでしょう。
時に理不尽なことを言われることも多々あるかと思います。
そんな時の夫の対策は可能な限り、心穏やかに出来るように、心を鍛えなくてはいけませんね。
➂妻が産後うつになった時の夫の対策-No.2-
初めての育児。
家事との両立。
毎晩の夜泣きによる寝不足。
産後の体調の変化。
色んなことが重なり妻は疲弊しています。
最低でも一年はこの状態が続く訳です。
それでも妻は、夫は仕事で疲れているのだから、夫に頼ってはいけないと考えているものなのです。
この想いを夫は分かってあげて欲しいのです。
夫の取る対策は➁でも述べましたが、一番やっていはいけない対策法は、無視放置です!
子育ては妻と夫二人でやっていくことが基本ですが、妻が産後うつで大変な時は、実家の両親に頼ることも、公共の育児サポートサービスを活用するなどの対策をとることも頭に入れておきましょう。