結婚祝いとしてご祝儀袋を用意しますが、その金額や名前の書き方やお札の入れ方を、正しく知っている人はどれくらいいますか?
結婚祝いとしてご祝儀袋を渡すのですから、失礼のないようにしたいものです。
もちろん、結婚祝いはお祝いの意味でご祝儀袋を渡すわけですが、ここで、問われるのが金額や名前の書き方や、お札の入れ方に至るまでの礼儀です。
結婚祝いとして式にも出席しているので、周りの目も気になります。
近い将来、結婚祝いをする人は、ここで学んでいきましょう。
➀ご祝儀袋の書き方<名前>
結婚祝いに使われるご祝儀袋には、あらかじめ「寿」「壽」「結婚祝い」などが印刷されています。
まず、結婚祝いのご祝儀としての最低限のマナーとしては、名前は楷書で書きましょう。
結婚祝いのご祝儀袋の書き方1:一人の場合
書き方としては水引とのバランスを忘れないように。
結婚祝いのご祝儀袋の書き方2:夫婦の場合
夫婦連名の場合は、まず夫の名前をフルネームで中央に書きます。
その左側に妻の下の名前を書きます。
結婚祝いのご祝儀袋の書き方3:連名(3人まで)
贈り主で格上、年長の方が中央に氏名を書きます。
年齢の順番に右から左へ並べて書きます。
文字の大きさは全員同じで構いません。
結婚祝いのご祝儀袋の書き方4:連名(4人以上)
代表者の氏名を中央に書きます。
その左側に「外一同」」と書きます。
贈り主全員の名前は、奉書紙か和紙に書いて、ご祝儀袋の中に入れます。
結婚祝いは様々なルールがあって、それが昔からの伝統となって続いているのですからすごいですね。
結婚祝いとして相応しい振る舞いは日本人として求められることです。
結婚式に招かれて、結婚祝いとしてご祝儀袋を渡す時、そのご祝儀袋だけで、その人と成りが分かると言います。
結婚祝い一つとっても、細かくチェックされます。
それだけ、失礼なことは目立つということです。
➁ご祝儀袋の書き方<金額>
中袋の表側に金額を書きます。
裏側には住所、氏名を書きます。
金額の書き方ではちょっとした注意が必要です。
なるべくなら旧字体で書くと美しいかと思います。
10.000円書き方 ⇒ 金額:金一万円 金壱萬円
20.000円書き方 ⇒ 金額:金二万円 金弐萬円
30.000円書き方 ⇒ 金額:金三万円 金参萬円
50.000円書き方 ⇒ 金額:金五万円 金伍萬円
100.000円書き方 ⇒ 金額:金十万円 金拾萬円
氏名も金額も共通して筆か筆ペンでの記入がマナーです。
金額も旧字体は見た目が美しいですね。
結婚祝いとは、まさしく、日本の伝統と文化が根強いものです。
結婚祝いはそれだけ厳粛なものなのです。
ちょっとした礼儀として結婚祝いのご祝儀の金額の書き方や、お札の入れ方を知っておくと、周りの見る目も変わります。
➂ご祝儀袋へのお金の入れ方
ご祝儀袋の袋にはだいたい中袋がついています。
包むお金は新札を用意します。
お金を入れる時の入れ方の向きは、お札の表側(肖像画がある方)が、中袋の表面に向くようにする入れ方です。
そして、肖像画が上にくるようにしてお札を入れる入れ方が正しいです。
お金を中袋に入れたら、開いたご祝儀袋(上包み)で包みます。
たたんであった折り目に沿って、順番にたたんでいきます。
当日、受付で渡す時は袱紗(ふくさ)に包んで持って行くことがマナーです。
お札の入れ方一つとっても、マナーがあります。
入れ方なんて、もらう新郎新婦は見ていないだろう、と思うかもしれません。
ですが、分かる人には入れ方だけで、相手が失礼かどうか分かります。
お札の正しい入れ方を知っていることは、損になることはありません。
却って、若いのに正しい入れ方を知っていることに感心されることでしょう。
結婚祝いは相手への幸せ作りのほんのお手伝いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。