睡眠と枕は切っても切れない関係だと思ってきました。
枕は睡眠の質を高めるための必須アイテムだと思ってきました。
それが今枕なし睡眠が推奨されているので驚きです。
枕あり睡眠で肩こりや背中が痛いとか、もともと猫背だとか言う人にこそ、枕なし睡眠が合っているかもしれませんよ。
枕なし睡眠のメリット、デメリットを挙げてみました。
何にしてもメリットとデメリットはある訳ですが、この枕なし睡眠の場合はメリットとデメリットが背中合わせの表裏一体となっていますので、いかに自分の身体の症状とマッチするかが肝心です。
一生の内の3分の1は睡眠時間です。
睡眠は身体を頭を休めるための、人生の中で、一日の中でのオアシスとも言えます。
あなたは枕なし睡眠派?それとも枕あり睡眠派?
➀枕なし睡眠のメリットとは?
枕を使うことで首にしわが出来てしまいます。
それが毎日ですから必然的に首にしわが出来てしまう訳ですから、その観点から言いますと、枕なし睡眠をすれば首にしわを寄せないことがメリットとして挙げられます。
この首のしわ対策のために、女優さんなどもこの枕なし睡眠を取り入れているようです。
首は湾曲型ですよね?
この湾曲の状態が無くなって、首がまっすぐな状態を「ストレートネック」と呼びます。
ストレートネックによって首や肩こりが起こりやすく、悩んでいる人には、正に枕なし睡眠をお勧めします。
ストレートネックではない状態 = 首の異常な緊張状態を緩和する
という図式から考えますと、枕なし睡眠で寝ると楽になるのではないでしょうか?
人によっては偏頭痛にも効果的な枕なし睡眠です。
心臓より頭を高い位置に持ってくることで、うっ血を妨げるというロジックがあります。
また、高い枕で寝ている人はいびきをかきやすいと言われています。
そういう方は一度枕なし睡眠を試してみて下さい。
それでいびきが改善されたらそれは今の枕の高さが自分に合ってない証拠です。
この機会に枕なし睡眠に切り替えるのもいいですよ。
その他にも枕なし睡眠では目覚めが良くなったという声も届いています。
目覚めが良い = 質のいい睡眠が取れている
という図式になる訳ですから、試してみる価値はありそうです。
➁枕なし睡眠のデメリットとは?
むくみやすい人には枕なし睡眠はお勧めしません。
また、疲れやすい方にもお勧めしません。
枕なし睡眠で仰向けに寝る時はいいのですが、横になった時の首の角度が良くない場合があります。
人によっては枕なし睡眠で寝違えて、首を痛めてしまう人もいます。
枕って首の緊張状態を緩和されてくれる大事なアイテムですから、枕なし睡眠に抵抗があって当たり前です。
寝返りで言えば、寝返りは健康を保つ意味で大事な動作と言われます。
ですから、自然な寝返りが打ちづらいのは大きなデメリットですね。
慣れない内は枕なし睡眠は眠りにつくまで時間がかかってしまいます。
➂枕あり睡眠の利点とは?
立っている時の体勢が、寝ている時には一番ベストな体勢と言われています。
だったら、枕なし睡眠の方がそれに近い体勢ですよね。
でも、同じ状態は枕あり睡眠でも可能なんです。
枕ありだとストレートネックになりやすいとお話ししてきました。
その時に首の血行を良くして、呼吸の通りを良くしてくれます。
つまり、リラックス状態を作ってくれる訳ですね。
イコール、首が一番楽な状態がストレートネック。
そういった面では枕あり睡眠も身体に良いことをしてくれる訳です。
枕なし睡眠も枕あり睡眠もメリット、デメリットがありますので、自分に合ったやり方でいいと思います。
今日は枕なし、明日は枕あり、と使い分けてもいいと思います。